成長記録

未熟な人間が管理職になりました

エゴイスト

 自分で言うのもなんだけど、職場で最速の昇格を得て副師長となった。

やることがたくさんで、考えることもたくさんで、把握することもたくさんで

正直頭の中は毎日混乱してるし、優先順位なんてうまくできなくて頭の中の反省会が

忙しい。それでも自分がやりたかった新人への指導や研修、人という人的資源をよりよく活用できるような活動を主体的にできる立場になれて、それはやりがいを感じている。

 ただ、自分の心がまだ未熟なのと知識が足りないせいでうまくいかないことがほとんど。とくに、夏に差し掛かるといつも調子が狂う(ゲッターズ飯田の本でも夏は運が下がるって警告してた)。最近、わたしは地味にせっかちだということも自覚したし、せっかちってホント迷惑な性格だなと思う。医療従事者にせっかちは向いてないなと反省する。もう一人、副師長がいて当たり前だけどその人のほうが仕事できるから、みんなその人の発言に耳を傾けたり、相談したりしてる場面をみては自分にガッカリする。(そんなの仕方ないのに)

 副になってから、研修って毎年こんなにやってるんだなあと実感して、「え、そしたらこれだけの研修を自分が把握してどこまで進捗しているかも確認して会議で報告するの…。」日々の業務で精一杯なのに、そんなの完璧にできない。でも完璧にできなくて仕方ない、だって承認したばかりだし。

 なのに、やっぱり悔しい。悔しくてイライラする。

 

どうして悔しい?なにが悔しい?

 最近、具体的に言えば新人の技術面に対して自分から呼びかけたことがある。研修が終わったから患者に点滴を実施してもいいよ(実施前に1度手順は復習してね)と伝達した。でも、数日たったらそれが否定されて「まずは点滴を実施するうえでのリスクや観察の仕方、滴下の合わせ方とかをちゃんと確認してからじゃないとだめだよね。」てなったようで。

そうだよね。そりゃそうだ。でもその決まったことを私はちゃんと教えてもらえなかった。人づてに聞いて、え、知らなかったってなった。それが悔しかった。

なんだか、私が先走って間違ったことを言って、それでもやっぱりだめだよねってほかの人たちが言い出して、それを私に相談せず、いつの間にか今の状況になってて…

自分の行動が否定された気持ちになった。その輪の中に入れなかった。勝手なことをしたと思われたかもしれない。間違ってるよねって伝えてもらえなかったのは私が未熟だから?てか、ほかのスタッフからはいつになったら点滴ができるようになるのって言われてて、そういえばと思って、いつまでもできないと夜勤もできないし業務も回らないし…。だから師長さんや研修を主催した副師長に確認して、実施していいよって言われたから、そのままを伝達した。でも否定された。

 否定されたって気持ちが大きくて、でもきっとそういうつもりで話が進んだわけじゃなく「新人さんを守るため、患者さんを守るため」に、一度ストップをかけただけなんだよね。そしたら結果それでいいじゃん。本当はわかってる。

 

でもわたし、自分勝手でせっかちだから、受け入れられなかった。悲しかった。わたしが。

 

わたし、わたし、わたし

完全エゴイスト…落ち込む。わたし、誰のために働いてるの。患者さんのためだよね。

そしたら結果的に患者さんのためになってるから、いいじゃん。落ち込む必要もない。

そのはずなの。わかってるの。でもダメなの。気持ちが追い付かない。納得できない。

 

自分に幻滅するし、でもそういう思いをさせてきたほかのスタッフやもう一人の副師長にも嫌な感情がでてくる。それをしてきたスタッフの顔を見ただけで悲しくなる。

 わたしをよそに、ほかのスタッフと点滴のことを話し合ってるもう一人の副の姿を見て、なんだかもう、いろいろ伝達するの、下手だから辞めようって思った。きめっこ。ふてくされた。正直無理。

悲しくて無理。

わたしエゴイストだし、利己的主義だし。まだそういうところ未熟だし。

 

 

本当は、早くそういう被害妄想的な、利己的な考えをしちゃうの卒業したいなあ。

しばらく無理だろうな。それわかってるからさらに凹む。

 

どうしたらいいんだろうなあ。